攻めの出面管理1

出面とは現場作業を行うために現場に出た作業者の日毎の人数です。
近年では建設現場が出面で直接賃金を支払うことは少なくなっていますが、
安全管理や、協力会社における労務管理において、出面はいまだ重要な情報です。

出面は一般的に日報や週報という形で提出、収集されます。
その中には職人さんの所属や現場への入退場時間、作業内容といった情報が記載されています。

これらの情報が寄与するのは、賃金支払いや労務管理にとどまりません。

近年、建設現場で提唱されてきた、出来高・工程管理の手法に例えばEVMというものがあります。
EVMとはEarned Value Managementの略で、

  1. 計画値(PV)
  2. 進捗(EV)
  3. 実コスト(AC)

の3つの数値を使い、グラフで示すことで可視化し、スケジュールやコストが計画通りに進んでいるかを把握します。
グラフの横軸はスケジュール(時間)、縦軸はコスト(あるいは投入人工)です。

EVMのメリットは

  • 現状の把握が進捗率として一目でできる
  • 将来の予測が立てられる

です。

縦軸:金額 横軸:期間
PV:Planned Value 計画出来高
AC:Actual Cost 実工事費
EV:Earned Value 出来高
ACとEVの垂直方向の差が出来高差異
PVとEVの垂直方向の差が工程差異
EVとPVの水平方向の差が工程遅れ

EVMは、米国流のプロジェクト管理手法なので、日本の建設現場に必ずしもフィットしていないかもしれません。
しかし、出来高・工程管理を可視的、客観的に行おうとするならば、進捗状況と実コストの定量的把握は必須です。
建設現場における実コストの大きな部分は人件費が占めます。
人件費とはとりもなおさず、投入人工に単価を乗じたものです。
出面はまさに投入人工の情報を管理側に提供できるわけです。

クラウド出面管理DMENは、この投入人工(=稼働実績)をリアルタイムに収集、集計することができます。
また、工事全体を親番とし、各工程を枝番に細分化することで、工程の進捗も把握することができます。
さらに、職人さんたちが日報を作成する必要もありません。
現場の管理者がそれを督促したり、集計する手間もありません。

クラウド出面管理DMENは、専用の設備導入や費用を要しません。
思い立ったなら、今日からでもいくつかの登録とスマートフォンアプリのインストールを行うだけで利用できます。

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