中小の建設企業が抱えている課題は大きく3つ挙げられると思います。
1、人材不足
2、不安定な収益環境
3、コンプライアンス

3、コンプライアンス

建設業は著名なプロジェクトにかかわることが多く、かつ動く金額も大きいのでどうしても社会的な注目も大きくなります。
そして、元請ー下請構造があるので、企業取引上の公正さも求められます。
加えて、事故や健康被害をゼロにはできない面があり、安全管理上のモラルも求められます。
こうした背景から、特に大手のゼネコンはコンプライアンスの確保に力を入れています。
契約書や見積もりの形式を統一させたり、安全書類の厳格化を求めてきたり。
こうした風潮は多くの協力会社にとって正直迷惑なものです。

しかし例えば、自社の職長が現場で追加変更作業を口約束で請けたまま、見積もりを出すのを忘れてしまった、とか。
作業員名簿に記載された職人さんに代打をだしたところ運悪く、その代打が事故で怪我をしてしまった。
このようなトラブルや事故が起きた際、社会的に責められるのは元請です。
元請はそうしたリスクを回避するために一足先にコンプライアンスの向上に取り組んでいるのです。
中小の協力会社にも守らなければならない自社の責任や立場があります。
孫請けに対する責任や、自社が責任のはけ口にならない。
協力会社もコンプライアンスについて、自らの身を守る盾であるという認識で取り組む必要があります。

しかし、一方でこうした取り組みは、どの企業にとっても事務の煩雑化につながります。
ここに業務や事務の合理化や自動化、さらにはそれを実現する手段としてのITが重要になります。